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新潟県立野球場

■正式名称:新潟県立野球場
■呼称:HARD OFF ECO スタジアム新潟
■住所:新潟県新潟市中央区長潟字新田前570
■オープン:2009年7月1日
■収容人数:30215人

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プロ野球公式戦や、大規模なアマチュア大会を開催できる3万人規模の野球場を持っていなかった新潟県は、 整備を進めていた鳥屋野潟公園南東側の地区を運動公園として整備するを決定、 陸上競技場(現在の東北電力ビックスワンスタジアム)と野球場を建設し、2009年夏季国民体育大会のメイン会場として整備する方針が決まった。
しかし、その後バブル崩壊で計画そのものが流動的になり、 1995年には2000年度中の両施設同時竣工が決まったものの、慢性的な財政難の影響から2002年のW杯会場として予定されていた陸上競技場を優先的に整備し、 野球場建設計画はまたもや流動的となった。
その後、2002年に再び建設計画が上がり、野外球場として建設した上で将来的にはドーム球場とすることで決定するものの、 今度は相次ぐ自然災害が発生。建設計画はまたもや凍結となったが、解除を求める署名活動等があり、 整備内容を見直し、コスト削減を図った上で2006年計画の再開が発表され、2007年からようやく工事が開始された。
スタジアムの名称も地元出身の漫画家・水島信司氏の代表作「ドカベン」を使用する等の動きがあったが、 県は運営費確保などを目的に施設命名権導入の方針を決定。 企業名や商品名のみの名称と異なり、県民に親しまれる事が期待できる点が決め手となり「HARD OFF ECOスタジアム新潟」となった。


■JR「新潟」駅より徒歩50分/バス20分

JR「新潟」駅からの徒歩でのルートは一度右に曲がるだけなのでわかりやすいが、4km以上ある。
路線バスの本数もそれなりにあるが、集客が見込める試合の際には駅南口からシャトルバスが運行されるので、そちらを利用するのもよいだろう。
また、自動車での来場はかなり考慮されており、有料だが非常に広大な駐車場が敷地内に用意されているうえに、周辺には民間の駐車場も多数見受けられる。

【出かける前に】

HARD OFF ECOスタジアム新潟の天気
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・豊かな田園風景の中に、美しい羽を持った白鳥が佇んでいるように見える光景は、非常に優雅で美しい。
ちなみに東北電力ビックスワンスタジアムへは地下通路を通れば3分もかからない。
・コンクリート剥き出しの外観は、白い屋根とブルーのラインがアクセントとなり、 シンプルながらもモダンな雰囲気を漂わせている。
・スタジアム周辺は広大なスペースが確保され、多数の観客が来場した時でも窮屈な思いをすることはないだろう。
・球場正面前にはロータリーが設けられ、シャトルバスやタクシーを利用する人にとってはかなり便利。 屋根付きの休憩スペースも設けられているので、雨の日や日差しの強い日でもゆっくりする事ができる。
・外野スタンドへは内野スタンドとの間に設けられたゲートから入場する。


 
 
・外観と同じくコンクリート剥き出しのコンコースは、この規模のスタジアムとしてはかなり狭い。
また、トイレのスペースも狭い上に絶対数も少なく、混雑は必死となる。
 
・一階はグラウンド側にも通路が設けられている。
・常設の売店というものはなく、試合開催日には臨時の売店が出店される。
 
・二階スタンドに上がる階段は少ないうえに、一、三塁側の両端に設けられた階段は人が行き交うほどのスペースしかない。 しかも、階段を上がればすぐにスタンドとなるので、ゲート付近で人が溜まると身動きすら取れなくなる。

・収容人数は30215人。
スタンドはコンクリートのグレーとブルーの2色を基調とすることで、シンプルながらもモダンかつ統一感のあるスッキリとした印象を感じる。 緑豊かな越後平野の水田や山々が広がる風景とも馴染み、個人的には好印象。以前噂に上がった某球団のカラーにもピッタリあうのではないだろうか。
・内野スタンドと外野スタンドはそれぞれ独立した造りで、行き来する事はできない。
 
・内野スタンドの中では一階バックネット裏付近のみがフェンスで仕切られている。
 
・内野スタンドは二層式で約20000人が収容できる。 一階スタンドは傾斜は緩いものの、前方の座席の人が邪魔にならないように配慮されていて視認性は良好。
 
・一、三塁側には地方球場では類を見ない、25×40mの室内練習場が設けられている。 その広さから、冬場は地元の高校野球チームも多く利用しているらしい。
 
・ダッグアウト横に設けられたブルペンは二人同時に投球練習が出来る設計になっているが、 実際は横幅が狭すぎるためできないという何ともバカげた代物。 一、三塁側スタンド下に設けられた室内練習場にブルペンも併設されているので特に問題はないが、それでも格好の悪い話ではある。
以上を踏まえてか、2010年に追加工事が施され、この場所は臨場感あふれるフィールドシート風の臨時仮設特別席としても使用できるようになった。このフットワークの軽さは称賛すべきことである。
 
・内野スタンドを覆う白い屋根は、東北電力ビックスワンスタジアムと同じ素材を使用。 向かい合って建つ二つのスタジアムの統一感を演出している。
・両翼100M、中堅120M。 近年日本でもファールゾーンを狭くして臨場感を高めるアメリカ型の球場が増えてきているが、 同球場は従来の球場と同じように広いファールグラウンドが取られている。
・グラウンドも計画当初は「内野:クレー舗装、外野:天然芝」として考えられていたが、 再設計でのコスト削減に伴い、耐久年数が10年程と言われている明治神宮野球場と同じ全面ロングパイル型人工芝変更された。 ただ、積雪や寒冷な気温によるメンテナンスの問題、ましてやロングパイル型を採用したことで硬化・劣化が早まり、天然芝にするよりも維持コストが増大するのではないかという懸念もある。
・外野スタンドの収容人数は約10000人。 内野スタンド一階席と同様に緩やかな造りで、外野フェンスも3.1M、ラバーフェンスの高さも2M程と低いことから、 グラウンドレベルに近い視野が広がる。
 
 
 
 
・この球場最大の特徴が、 外野スタンド背後の天然芝が敷き詰められた「外野広場」。 広々したスペースには程よい傾斜も付き、天気のよい日にはシートを広げて寝っ転がっての観戦もオススメである。 また、イベントスペースとしても十分利用可能で、幅広い活用を見込む事が出来る。
 
・ちなみに、外野スタンドにも常設の売店は一つもない。
 
・スコアボードはLDE方式の全面フルカラー表示。大型映像装置も地方球場としてはかなり立派な大きさといえる。
・バックネット裏スタンドに設置されているサブボードも各チームの合計点数、カウント表示に加え、球速も表示される。
 
 
・外野スタンドのベンチーシートは、地元新潟・村上、長岡産の杉を使用しており、その板の枚数は約3200枚にも及ぶ。 座り心地も木独特の柔らかさがあり、木のぬくもりが心地よく伝わってくる。
・照明は内野の屋根上に6基、外野に2基設置。その明るさはプロ野球ナイター開催基準をクリアしている。


・この球場は試合開催日以外でも、自由に見学する時間が設けられている。
もちろん全ての日で、全てが自由に”と言う訳にはいかないが、それでも見学する事すら出来ないのが当たり前の日本のスタジアムの中では極めて例外的であり、十分な配慮だと思う。
・また、外野後方の広場も冬以外は解放されており、誰でも気軽に見学する事が出来る。
気軽に市民が球場の雰囲気を感じる事が出来るということが、その球場に対して親近感を持つ切っ掛けとなる。
これからの地方球場のあり方としては、是非他の球場も見習ってほしい。
新潟県初の県営球場は今までの地方球場とは一味も二味違うものがあった。
そのシンプルでモダンなカラーリングは球場全体に落ち着いた雰囲気を与え、 何より野球を見ることに集中させてくれる。
また、外野スタンド後方の芝生広場は今までの日本の球場にはない新しい試みであり、より球場が身近に感じられる素晴らしい試みである。
閉鎖的なイメージのあったこれまでの球場のイメージを一新させ、新しい地方球場のあり方を示したこの球場は、今後地方球場のモデルケースとしてその存在価値を高めていくだろう。

・新潟駅北口から徒歩で20分、老舗商店街の古町5番街には「まんがストリート」と名付けられた一角がある。
新潟市出身で野球漫画の大御所・水島新司先生の代表作である「ドカベン」の山田太郎や、 「あぶさん」の影浦安武といったお馴染みのキャラクターの銅像が7対並んでいる。

 
 
 
・HARD OFF ECOスタジアム新潟とはまったくの逆方向になるが、時間があれば訪れて見てはいかがだろうか。

作成日:2009/7/14
最終更新日:2015/10/9
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