市立吹田サッカースタジアム


■住所:大阪府吹田市千里万博公園3-3
■開場:2016年2月14日
■収容人数:39694人

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Jリーグ参入当時から長年ホームスタジアムとして使用していた万博陸上競技場が老朽化に加え、Jリーグのスタジアム基準を満たさないこと、 収容人数などがFIFAの国際基準を満たさないことから、ガンバ大阪はクラブ主導でのスタジアム建設計画を発表。 ガンバ大阪がホームスタジアムとして使用することを前提に、ガンバ大阪が主体となった任意団体が主体となり、 地域行政には頼らず寄付・募金と国の助成金のみで建設を行うことを決定。 寄付・募金額は企業から約99億円、個人6億円が集まり、助成金約35億円と合わせて約140億円となり、当初の計画通りのフルスペックでの建設が行われた。 完成後は、吹田市が寄付という形で施設を受け入れ所有権を持ち、ガンバ大阪が指定管理者として運営管理を行っている。
また、公共施設を民間資金で建設し、完成後も指定管理を任せることで、行政が一切経費を使用せず公共施設を保有する「官民パートナーシップ」の先駆的事例としても注目を集めている。


■大阪モノレール線「万博記念公園」駅より徒歩15分
■JR「茨木」駅からバス「記念公園南口」下車徒歩3分
  シャトルバス「万博記念競技場」下車徒歩10分
■JR「茨木」駅からレンタル自転車15分

最寄駅は大阪モノレール線「万博記念公園」駅。スタジアムまではルートが確立しているのでほぼ迷うことはないだろう。
JR「茨木」駅からは路線バス、ガンバ大阪主催試合時にはシャトルバスも運行される。ただ、シャトルバスの下車場所は万博記念競技場付近である為、10分程歩かなければならない。
また、JR「茨木」駅にはレンタルサイクルもあり、自由に経済的に移動する手段としてはおススメである。

【出かける前に】

市立吹田サッカースタジアムの天気
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・剥き出しのセメントにパネルを組み合わせたような屋根という武骨でシンプルな外観。色も少なく、形もほぼ長方形で、特徴といえば屋根ぐらいである。 ただ、限られた資金の中から優先順位を考えれば、シンプルになることは致し方無い。 一時期ドイツで乱発した3万人規模のスタジアムもそうであったように、優先すべきは観戦環境である。一目でそれと認識できれば、十分である。
・スタジアムの向かいには道路を一本挟んで商業施設があるが、徒歩では渡ることができない。それゆえ、一旦スタジアムまで来てしまうと、自動販売機以外何もない。 ガンバ大阪主催試合でも敷地スペースの問題からか、以前万博陸上競技場では行われていた場外露店も用意されないので、入場するまでは空腹を満たす事が非常に面倒になる。 買い出しなどは駅周辺までで終わらせておく必要がある。

・以前の練習場であった「万博球技場」跡地に新スタジアムが建設されたことに伴い、 ガンバ大阪の練習場はこの第二グラウンドに変更された。
・天然芝の第二グラウンドと人工芝グラウンド一面を持ち、天然芝グラウンド脇に設置されたベンチ周辺が見学スペースとして取られている。
・新スタジアム建設に伴い、クラブハウスも取り壊された。現在、クラブハウスは新スタジアム内に併設されている。

 
 
・下層コンコースは非常に開放的で、360℃どこからでもコンコースからピッチが見渡せるように設計されている。
上層コンコースへは外側に設置された階段から上がる。ちなみに、ホームゴール裏スタンドのみ、中層スタンドが他のスタンドは違う関係から、 他の上層コンコースはホームゴール裏の中層スタンド上部へとつながり、上層スタンドコンコースへはここから更に階段を上る必要がある。
・常設の売店は下層コンコースのみ。上層コンコースにもスペースはあるが、臨時店舗的な扱いになっている。 また、店舗数も少なく、現時点では到底4万人規模の入場者に応えるだけの体制は整っていない。
【オープニングマッチで浮き彫りになった問題点】
元々少ない店舗数に加え、店舗でのオペレーションも確立しておらず(そもそも人員が少ない、購入から商品の引き渡しの流れが出来ていない等、見通しが甘い店舗も多かった)、 ほぼ全ての売店で100人以上、「道頓堀くくる」や「焼肉たむら」に至っては300人以上の列が形成されていた。 恐らく、並んでいる内に試合が始まり、前半もほとんど見ていない人もいるように見えた。
また、待機列も導線が設置されておらず、並ぶ人、行き交う人でコンコースは大混雑。喫煙所もバックスタンドに一か所しか設置されておらず、結果的に混雑に拍車を掛けていたように感じた。
この売店の行列&コンコースの混雑という問題を解決するには
@場外店舗設置による分散
Aドリンクのみ販売する売店の設置&自動販売機の設置
B店舗オペレーションの見直し、
C列導線の設置、及び列整理員の配置
D喫煙スペースの増設(最低4か所)
以上は個人的に必要と考える。
しかし、ガンバ大阪の見解によれば、場外の売店設置はスペースの問題で難しい上に、今期は再入場は認めないらしい。
と、いうことで、混雑が予想される試合では売店の利用&混雑はある程度の覚悟が必要になってくる。 ハード面だけではなくソフト面でもより魅力的なスタジアムとなる為にも、早急な改善を期待したい。

・収容人数は39694人。下層、中層、上層からなる三層式のスタンドで、中層はホームゴール裏スタンドを除き、VIPフロアとなっている。 当初の計画ではホームゴール裏も他のスタンドと同様にVIPフロアとなり、ぐるりとスタンドを一周する予定だったが、サポーター側から「ゴール裏スタンドは一体感を出したい」とい要望をガンバ大阪が受け入れ、 ホームゴール裏スタンドだけは中層にもスタンドが設けられ、上層スタンドも他のスタンドとは異なる形となった。
スタンドのイメージとしてはドルトムントのホームスタジアムに形状は似ている。個人的にはドルトムントのようにゴール裏スタンドのみ一層式でもよかったと思う。
・スタンド最前列からタッチラインまでは日本の国際Aマッチが開催可能なスタジアムでは最短の約7m。 スタンドも上層スタンドは勿論の事、下層スタンドも十分に傾斜が取られ非常にピッチが近く感じる。 また、ゴール裏スタンド最前列からゴールラインまでの距離も10mしかなく、20m程度のインゴールフィールドが必要となるラグビー等の開催は出来ない、生粋のサッカー専用スタジアムである。
・約140億円という限られた予算の中で、工期短縮&コスト削減を行うため、超高性能コンクリートを用いたスリムタイプのプレキャストコンクリート(専用工場においてあらかじめコンクリート製品を製作した後、現場へ運搬して組み立て&設置を行う工法)を多用している。 この製法の圧倒的な利点は、専用工場で製作されるので天候に左右されることがなく、高い品質のコンクリート製品が得られる点、工期に影響が出にくいことから人件費を抑えることができる点が挙げられる。
・大型映像装置はコーナー対角に二面設置されている。もちろん、パナソニック製。
・屋根には世界初となる超軽量免震屋根架構(3Dトラス構造)を採用。更に屋根にはソーラーパネル設置し、夜間照明にはLED照明を採用している。
 
・座席は全席背もたれ付きの個別席。メインスタンド中央部の一部の席には肘掛けも付いている。また、VIPフロアの座席間隔は通常の座席よりも広く設定されている。


 
 
・スタジアム内にはクラブハウスの他、オフィシャルショップ「Blu SPAZIO」とミュージアム「Blu STORIA」も常設されている。

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